ガイド一覧 · 公開日 2026-09-09 · 更新日 2026-09-10
TOEIC 1ヶ月の直前学習計画:30日カウントダウン日程、毎日の学習メニューと直前チェックポイント
TOEIC L&R公開テストまで残り30日。限られた時間を、弱点の確認と復習にどう配分すればよいでしょうか。直前1ヶ月の目標は、分厚い参考書を何冊も読破することではありません。失点の原因を正確に見極め、時間切れにならない解答ペースを身につけ、限られた時間と労力を効果的なパートに集中させることです。本記事では、ご自身に合わせて調整可能な30日間の学習メニュー、3つの重要なチェックポイント、そして試験直前の負担軽減ガイドをご紹介します。
この1ヶ月の直前学習計画の対象者は?
基本的な語彙と文法の知識があり、受験日が決まっていて、最後の1ヶ月で弱点の確認と解答ペース(時間配分)の練習をしたい方に適しています。平日は45〜60分を確保し、3回の本番形式の模試には、それぞれ解答と復習のためにまとまった時間を確保してください。
もし短い文を読むのにも苦労したり、解説を読んでも理解できない場合は、まず問題を解く量を減らし、語彙と文法の基礎固めを優先しましょう。基礎固めの期間を延長するには、準備期間の考え方を参考にしてください。同じ総合スコアでも、人によって弱点は異なります。スコアだけで学習内容を決めるのではなく、最初の「実力診断」の結果に基づいて調整してください。
学習スケジュールはあくまで調整可能な例であり、30日間で何点アップするか、あるいは本番でどのような結果が出るかを保証するものではありません。以下ではDay 30を試験前日として設定しています。試験まで30日を切っている場合は、チェックポイントでの確認と復習を優先し、反復練習を減らしてください。残りの日数を無理に詰め込まないようにしましょう。
毎日の時間配分:平日は45〜60分、模擬試験は別途長時間を確保
直前の学習時間は、短い復習と、集中して解く時間に分けます。
平日の時間配分(1日45〜60分)
- スキマ時間(15〜20分、通勤や昼休み):単語カードでの20語の意味を見ずに思い出す練習 + Part 1またはPart 2の短いリスニング問題で耳を慣らす。
- 集中時間(30〜40分、夜などの静かな環境):
- 20〜25分:その日の中心となる問題演習(メニューで指定されたパートを時間を測って解答)。
- 10〜15分:間違えた問題の徹底的な復習(解説を読み、根拠となる文や聞き逃した音を復習ノートに記録する)。
本番形式の模試と復習(Day 1、14、28)
毎回、解答に約120分(リスニング約45分で100問、リーディング75分で100問)、試験全体で約2時間の枠を確保します。マークシートの練習が必要な場合は公式問題集などを使用し、アプリを使用する場合はアプリ内の模擬試験機能に従ってください(アプリで算出されるスコアは非公式な目安です)。解答後、約30分休憩してから、復習に60〜90分を充てます。合計で約3.5〜4時間かかりますが、復習を翌日に回すことも可能です。
Day 1とDay 14の復習はそれぞれDay 2とDay 15に予定されています。Day 28はその日のうちに復習を済ませ、最後の2日間は学習量を減らします。長い模試の日が平日に当たる場合は、週末など時間を確保できる日に移せます。ご自身のスケジュールに合わせて、順番を保ちながら模擬試験の日を移動させてください。「ハンディ990」の日本向けのiOS・Android・Macアプリでは、現在すべてのPro機能が2026年11月15日まで無料でご利用いただけます(詳しくは機能一覧またはFAQをご覧ください)。

3つの重要なチェックポイント:実力診断、中間チェック、直前リハーサル
30日間の中で、進捗を柔軟に調整するための3つのチェックポイントを設けています。
- 実力診断(Baseline Check · Day 1–2):1日目に本番形式の模試を行い、現在の全7パートの正答率を確認します。失点が最も多く、スコアの足を引っ張っている弱点パートを2つ特定します。
- 中間チェック(Midpoint Check · Day 14–15):2週間の特定のパートの強化を終えた後、2回目の模擬試験を行います。Part 5と6の解答スピードが18分以内に収まっているか、Part 7のシングルパッセージでの情報検索が速くなっているかを確認します。
- 直前最終チェック(Final Check · Day 28):ご自身が受験する本番の試験時間帯(午前または午後)に合わせて最後の模擬試験を行い、時間配分や難問に遭遇したときの取捨選択ができるかを確認します。

30日間の詳細な学習スケジュール
以下の問題数や制限時間は練習例です。復習が終わらない場合は新しい問題を減らし、速さを優先して根拠の確認を省かないようにしましょう。
第1週(Day 1–7):実力診断と短い問題の基礎固め
今週の目標は、現在の実力を正確に把握し、まず解き方を確認しやすい短いパート(Part 1、2、5)の定着度を高めることです。
| 日程 | 毎日の主な課題 | 目安時間 | 練習のポイント |
|---|---|---|---|
| Day 1 | 【実力診断】本番形式の模試 | 120分 | 辞書を使わず、中断せずに解き、現在の実力と各パートの正答率を測る |
| Day 2 | Day 1の間違いを徹底復習、弱点パートの特定 | 60–90分 | 失点がリスニングとリーディングのどちらに多いか確認し、上位2つの弱点パートを絞り込む |
| Day 3 | Part 1 写真描写問題 6問 + Part 5 品詞問題 15問 + 単語カード 20語 | 45分 | 単語学習は単語の記憶法を参考に、能動的に思い出すことに集中する |
| Day 4 | Part 2 応答問題 15問 + 単語カード復習 | 45分 | 疑問詞(Who, Where, Whenなど)を聞き取ることに集中し、似た音のひっかけを排除する |
| Day 5 | Part 5 動詞の時制、能動態・受動態、代名詞問題 20問 + 復習 | 45分 | 1問あたり20秒以内で反応する練習をし、文の主語と動詞の骨格を見つける |
| Day 6 | Part 6 長文穴埋め問題 2文書(8問) + Part 2 変化球の応答 10問 | 45分 | Part 6は文脈に沿って順に読み、空所が来たらすぐに解答する。設問ごとに文章を飛び飛びで読まない |
| Day 7 | 今週間違えた問題を全てやり直す + 今週の単語復習 | 45分 | 間違えた問題は、ヒントなしで正解できて初めて消化したと言える。解答を覚えているだけにならないよう注意 |
第2週(Day 8–14):長文リスニングとリーディングの検索リズム
今週は長文問題のトレーニングに入ります。ポイントは、Part 3と4での設問の先読みと、Part 7のシングルパッセージで設問を読んでから本文を検索するテクニックです。
| 日程 | 毎日の主な課題 | 目安時間 | 練習のポイント |
|---|---|---|---|
| Day 8 | Part 3 会話問題 4セット(12問) + 単語カード 20語 | 45分 | 前の問題の音声が終わった後の空き時間を利用して、次の3問の設問を先読みする練習 |
| Day 9 | Part 4 説明文問題 4セット(12問) + リスニングの間違いを1文ずつ復習 | 45分 | トーク冒頭の主題を掴み、howeverやbutの後の意味の転換に注意する |
| Day 10 | Part 7 シングルパッセージ 3セット(約8–10問)制限時間8分 | 45分 | 先に設問を読んでキーワードを掴み、本文に戻って根拠となる文をスキャンする |
| Day 11 | Part 5 スピード練習 25問(制限時間8分) + 単語復習 | 45分 | 「20秒考えても方針が立たなければ、その時点で最も可能性の高い答えを選んで次へ進む」を厳格に実行し、本番での決断力を養う |
| Day 12 | Part 3/4 ミックス練習 6セット(18問) + アクセントの聞き分け | 50分 | 選択肢にある「言い換え(paraphrase)」の同義表現に注意する。 |
| Day 13 | Part 7 シングルパッセージ 4セット(約12問)制限時間10分 | 45分 | シングルパッセージを1セット2.5分のペースで解けるか確認。速読テクニックも参考に |
| Day 14 | 【中間チェック】第2回模擬試験(200問)を時間を測って実施 | 120分 | リーディング75分を厳格に計り、Part 5と6が18分以内に終わっているか検証する |
第3週(Day 15–21):中間振り返りと複数文書の攻略
最初の2週間の成果を検証し、ダブルパッセージとトリプルパッセージ(複数文書)のクロスリファレンス(文書間の関連付け)に特化したトレーニングを行います。
| 日程 | 毎日の主な課題 | 目安時間 | 練習のポイント |
|---|---|---|---|
| Day 15 | 【中間振り返り】Day 14の模擬試験の間違いを深く復習 | 60–90分 | どのタイプの問題に最も時間を費やしたか、ある難問のせいでその後の問題に支障が出なかったかを振り返る |
| Day 16 | Part 7 ダブルパッセージ 2セット(10問、制限時間10分) | 45分 | 文書間の関連性を示す手がかり(例:1つ目の文書の注文番号が2つ目の領収書に対応しているなど)を探す |
| Day 17 | Part 3/4 図表問題と意図推測問題 15問 + 単語カード 20語 | 45分 | 図表問題はまず図表のタイトルと単位を見てから、音声で言及される関連データを聞き取る |
| Day 18 | Part 7 トリプルパッセージ 2セット(10問、制限時間12分) | 50分 | まず3つの文書それぞれの役割(例:イベントの告知+申込書+確認メール)を把握する |
| Day 19 | Part 5 コロケーションと前置詞の問題 20問 + 復習 | 45分 | 頻出のビジネス語彙の組み合わせ(例:reach an agreement, in compliance with)を覚える |
| Day 20 | Part 7 ミックス実践(シングル1 + ダブル1 + トリプル1、制限時間17分) | 45分 | 問題タイプの切り替えスピードと持久力を鍛える。Part 7 ペース配分表を参考に |
| Day 21 | 第2〜3週に間違えた問題をまとめてやり直す + 頻出語彙の復習 | 50分 | 2週間の間に間違えた問題をもう一度解き、まだ理解できていない原因を突き止める |
第4週(Day 22–27):本番ペースの確立と間違えた問題の総ざらい
今週の重点は「これまでの実力を確固たるものにする」ことに移ります。新しい単語の学習は完全にストップし、間違えた問題の復習に全力を注ぎ、ペース配分の感覚を体に覚え込ませます。
| 日程 | 毎日の主な課題 | 目安時間 | 練習のポイント |
|---|---|---|---|
| Day 22 | 【新しい単語はストップ】既存の単語リストの復習に専念 | 45分 | すでに学んだ単語カードと間違えた単語のみを見直し、なじみのない単語は新しく覚えない |
| Day 23 | Part 5 + Part 6 制限時間18分での合同練習(計46問) | 45分 | 18分というデッドラインを厳守し、時間が来たらすぐにペンを置いて答え合わせをする |
| Day 24 | Part 7 複数文書の制限時間アタック(ダブル2 + トリプル1、制限時間16分) | 45分 | 捨てるルールの実行:複雑で文書をまたぐ細かな問題に80秒以上かかる場合は、最も可能性の高い選択肢を解答用紙にマークして次へ進む |
| Day 25 | Part 1–4 リスニングミックス厳選 30問のスピード練習 | 45分 | 米国、英国、オーストラリアなど複数のアクセントが切り替わる音声に対する聞き取りと集中の状態を確認する |
| Day 26 | 過去の間違えた問題の総ざらい(第1ラウンド:全てやり直す) | 60分 | 間違えた問題を解き直し、まだ迷う問題を復習ノートに記録する |
| Day 27 | 過去の間違えた問題の総ざらい(第2ラウンド:昨日の迷った問題のみ) | 45分 | まだ間違える問題の根拠と原因を言葉に出して説明し、直前に見直す内容をノートにまとめる |
試験直前の3日間(Day 28–30):総リハーサルと体調管理
| 日程 | 毎日の主な課題 | 目安時間 | 練習のポイント |
|---|---|---|---|
| Day 28 | 【直前最終チェック】第3回模擬試験を実施 | 120分+休憩30分+復習60–90分 | 自身の本番の試験時間帯(午前・午後)に合わせて解答し、まだよく間違える問題タイプを復習する |
| Day 29 | 直前復習ノートをざっと確認 + 頻出文法ルールの振り返り | 40分 | 新しい問題は解かず、自分の間違えた問題の要点や頻出のビジネスシチュエーション語彙の振り返りのみを行う |
| Day 30 | 【試験前日:負担軽減とリラックス】下記専用セクションを参照 | 30分 | 負担を減らし、規定の持ち物を準備して、早めにリラックスして就寝する |
試験前日(Day 30):練習を30分に短縮する
- 20分を使って、よく間違える文法、コロケーション、いくつかの代表的な間違えた問題を振り返ります。全ての記録を完璧に復習しようとする必要はありません。
- 10分を使って、聞き慣れた会話の音声を再度聞き、英語のリズムを保ちます。スコアをつける必要はありません。
- IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の試験当日のご案内および今回の受験票に従い、以下の点を確認し、早めに交通手段を調べ、休息をとりましょう。
- 持ち物:規定の写真(裏面に氏名と受験番号を記入)を貼付した受験票、認められた本人確認書類(原本)、HBの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、使用可能な腕時計(アラームを解除。スマートウォッチは不可)。
- 本人確認書類の例:
- 日本国籍の方:運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、写真付学生証など。
- 外国籍の方:在留カード、パスポート、マイナンバーカード、特別永住者証明書など(※運転免許証や学生証は不可)。
- ※デジタル学生証が認められる例外もあります。最新の詳細な規定は必ず公式サイトの本人確認書類についてで確認してください。
- 試験当日の注意点:受付時間は厳守です(遅刻は受験不可)。試験中に自作のペース配分表やメモを見ることはできません。問題用紙への書き込みは禁止されています。スマートフォンなどの電子機器の取り扱いは公式の指示に従ってください。
もし30日後も弱点が残っている場合は、この1ヶ月の記録を次回の学習サイクルに持ち越してください。より長期的な週ごとのスケジュールが必要な場合は、600点から800点への学習プランをご覧ください。
